「未来をひらく日本委員会」ご報告
2012-09-19


ブログをご覧の皆様。

こんにちは、インターンの木村です。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動とは直接関係ないのですが、「未来をひらく日本委員会」というセミナーを聴きに行ったので、そのご報告です。
このセミナー、以前ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井がスピーカーとして参加したので、そのご縁で、今回、忙しい土井に代わり私が参加しました!

テーマは『“大激動”の政局を読む―総選挙・政界再編・新首相は―』でした。
岸井成格先生を中心に、各新聞社の時事のエキスパートの方々が、現在の政治についてわかりやすく、詳しく教えて下さいました。

尖閣問題を始めとする領土問題はもちろん、中国のデモに関する問題や、経済など幅広いトピックを勉強することができました!
その中で、人権に関わる「従軍慰安婦問題」が取り上げられたのですが、とても関心を持ったので感想を書きますね。(ヒューマン・ライツ・ウォッチの公式見解ではなく、インターン木村の個人の感想です!)

韓国では、この問題を国連総会で取り上げることが検討されています。
先月の李明博大統領が竹島に上陸した背景には、「従軍慰安婦問題」は解決済みだとして取り合わない日本の対応に不満を持っていたためのようです。
そこで、韓国政府は国連総会の人権を取り扱う委員会で、去年に引き続きこの問題を挙げることを明らかにしました。

私は、この「従軍慰安婦問題」に対する社会の認知そのものに懸念を抱いています。
国際的にはとても多きく扱われているにも関わらず、これをきちんと知っている若い日本人は少ないように感じるからです。
私自身、学校の授業で学んだ内容と、昨今のニュース等で聞く内容とには、大きな違いがあると思っています。
実際に犯罪があったのか、なかったのか。。
また、学校でそれほど重要に取り扱われなかったとも。

私もこの問題についてあまり詳しくありませんので、根本的な部分として、義務教育の段階から、大きく問題を取り上げ、子どもたちに意識を持たせるべきだと思います。
もちろん教えるからには、事実をはっきりさせることが最優先ですが。
日本と韓国、双方の理解の行き違いや、意識への温度差が、摩擦を生む要因のひとつになっているのではないか。。と考えました。

今回、このセミナーで日本が関わる問題について学んだことで、自分の国の歴史を正しく理解することがどれほど大切なのかを認識しました。
広い視点で、かつ正しい情報を選択しながら、今後も勉強していきたいと考えています。




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