ノーベル平和賞授賞候補ー劉暁波ー
2010-10-06


突然ですが、みなさま劉暁波氏をご存知でしょうか?
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劉暁波(Liu xiaobo)c CHRD

ノーベル賞シーズンとなり、日本人が化学賞を受賞するなど、日本でも盛り上がっていますね!
さて、ノーベル賞の中でも、昨年オバマ大統領が授賞した「平和賞」に今年ノミネートされている中国の人権活動家が、劉暁波(Liu xiaobo)氏です。ここ1ヶ月間ほど、ちらりちらりとニュースにも登場しているので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
そこで、二日間に分けて劉暁波氏にスポットライトを当てたいと思います。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員が発表した記事によると、劉暁波氏は、2008年12月8日に中国国内で拘束され、2009年12月25日のクリスマスに収監されました。

彼は、一体何をしたのでしょうか?
なんと、彼は、「08憲章」という中国の民主化を要求する文書発表の先頭に立ったということだけで、逮捕・監禁・実刑(懲役11年)を受けることになったのです。

まず、中国の表現の自由についての現状について。
経済成長著しい中国ですが、表現の自由、司法の独立などは、驚くほど確保されていません。特に、表現の自由についての規制は厳しく、現在、中国では46名以上の作家や記者が「表現」したことにより、服役しています。また、刑務所に入っていなくても、中国政府から監視を受けている人は大勢います。監視下に置かれた人は、海外はもちろん国内の旅行も許されなかったり、著作活動を禁じられる、電話、メールは盗聴されるなどの大変厳しい監視を受けます。
また、これら言論の自由に対する統制の対象は、漢民族だけでなく、ウイグルやチベットの人も含まれ、実際に言論内容のみで死刑を受けた人もいます。
さらに、最近はインターネットも普及していますが、それに対しては、「インターネット警察」というインターネット専門の調査を行い政府への非難や民主化を規制する警察が存在します。その数なんと、35万とも言われます!!
そして、インターネット上で1−2作品発表しただけで、投獄された人も。

そんな中で、劉暁波氏が303名の知識人たちとともに実名で発表した「08憲章」とは自由」「人権」「

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